第4話◇長女出産で経験した大きなリスクの話
実は長女出産の時、大きなリスクがありました。
妊娠半年くらいで、妊娠中毒症と診断されました。
それからは、塩分を控えてほとんど味のない食事、鉄剤を飲んだり、プルーンを食べたり、食改善を続けていたのに、、、
結局は緊急手術になってしまいます。
出産当日。陣痛は弱く時間が経過するにつれ私の血圧は上昇、長女の心音は次第に弱くなる。
意識も遠のき震える手で、手術の「同意書」にサインをして、帝王切開術を受けました。
立ち会ってくれた実家の母は、命の優先順位を決めさせられたそう。私を1番に。そして長女が2番。きっと生きた心地がしなかったと思います。
その後も順調ではありません。母乳がなかなか出ない。長女はいつもおなかを空かせて泣いてばかり。うまれたてなのに肌は赤くボロボロ。かみ合わせもなんだかおかしい。私は疲れ果てて、育児を楽しむことがまったく出来ませんでした。
そして、妊娠中毒症の後遺症は1年ほど続き、倦怠感はなかなか抜けず、人にも会いたくない。振り返れば産後鬱の状態でした。
それでも、、、電気屋さんのお客様を覚え、仕事を覚え、地域になじむ努力をしました。無理をしていましたから心から笑顔になることはなかったです。
「こんなつらい思いをするなら、次の子を出産するまでに、体質を変えよう!」と、私なりに食事を見直しました。
2年後、次女を授かり「今度こそ普通分娩で!」と様々な努力は功を奏して、無事普通分娩で次女を出産(^^♪
と、ところがです。その数か月後、今度は主人が倒れます。膵炎でした。
「今晩、山場です」と医師に告げられ、頭は真っ白。実は栃尾に疎開後、収入が激減したので、生命保険の医療特約をすべて解約していました。
数か月で、主人は無事働けるようにはなりましたが、当時の医療費やら、生活費やらどうやって切り抜けたのか?まったく記憶がありません。
家族が揃って健康であることの重要性を改めて感じる出来事でした。「お金で買える健康があるなら、買ったほうが良い!」と悟った瞬間でもあります(^_-)-☆